失敗を認めるほろ苦さとともに、ひとは成長する。
生きていると、いろんなことがあって
わたしたちはよく、道を間違える。
他人のことなら、よくわかる。
あーあーもう、こうすりゃいいのにねぇ・・・
ほら、そっちじゃないよ!こっちこっち!!
なーんて思うんだけど
自分のこととなると、まるでわからず
同じことを何度も繰り返してしまうものだ。
つい先日も、信頼していた人の見えていなかった一面を見て
少なからずショックを受けるようなできごとがあった。
だれだって失敗はする。
どんなに優れた人だって、間違うこともあるよ。
けど、何がかなしいって
「自分は、間違ってなんかいない!」
と正当化している間は、ひとは変われないんだ。
保身に走るその姿をみて、思ったの。
あぁ。わたし、間違ってたわ!
って自分で気づいて
新しい道を探していけるやわらかな心には
ほんとうに希望があるなぁって。
美女と野獣のテーマソングに
わたしのだいすきなフレーズがある。
♪ 自分の間違いを知って
自分が変われるのに気づくのは
ほろ苦くて 不思議な気持ちだけど ♪
よかれと思って、
今まで自分ががんばってきたことが
間違いだったかもしれないと気づいたとき
悔しくてやるせなくて、歯ぎしりするような
地団駄をふんで、神さまにケンカを売るような
そんな気分を何度も味わってきた。
わたしも、かなりの頑固者だから(笑)
だって、そりゃ下手なやり方だったかもしれないけど、
当時の自分なりに、精いっぱいやってきたんだもの!
そうやって自分の正しさを主張している間は
当然ながら、その下手なやり方を変えられないから
人生は停滞し、どうにも苦しいまんまだった。
ミスは訂正できる。
だからいくらでも、失敗していいと思う。
ひとは、立ち直れる強さを持っているから。
下手だろうがなんだろうが、自分なりに精いっぱいがんばった
あのころの自分の道のりを、まるごと認めていくと
過去の自分が、今の自分を後押ししてくれるようになる。
これ、ほんとうだよ!
そして、より幸せになれる道があると知ったなら・・・
自分のやり方にしがみつくのをやめて
新しい道を選べるしなやかさを持ちたい。
間違ったと思ったら、いつだって軌道修正できるんだもの。
その瞬間はたしかに、少しほろ苦くて不思議な気持ちだけど・・・
ひとは、そうやって成長していくんだ。