いま、逢いにゆこう。

きのうは、友人のお見舞いに行った。

友人といっても、母娘くらい年が違うんだけど

とても大切なひと。　

前の日には逢って話してたのに、急に倒れて

今はリハビリ中だと聞いて驚いたけど　

「とにかく、今を楽しむしかないわ！」

ものすごく前向きな彼女の笑顔に安心した。

「そうそう！

この身体には、まだまだ頑張ってもらわんといかんよね。」

軽い麻痺の残る足が冷たくて、ずっとさすっていたかったけど

リハビリの時間が来て、また来るからねと、おいとました。

こういうことがあると、しみじみ思う。

生きていることが、いつでも逢えるのが

当たり前ではないんだと。

そして、身体の声をもっと聞いて生きようって。

あんなこと、言わなければよかった。

大切なことを、言っておけばよかった。　

あのとき、逢いに行っておけばよかった。

そんなふうに後悔はしたくないから

やっぱり、今を楽しむしかないんだね。

逢いたいひとには、いま逢いにゆこう。

あとまわしにしないで。　

同じ時代に生きていることに、感謝をこめて。

youtu.be

そう思って、この曲を思い出したら

なんと、千葉はなちゃんが1年も前に亡くなっていたなんて！

ぜんぜん知らなかった。

カフェライブに通い詰めていた頃もあったのに。

そうか。はなちゃんの歌声をあんまり聴かなくなって

もうそんなに時間が経つんだ。

びっくりしすぎて、信じられないけど

最初から天使みたいなひとだったから

なんだか不思議なくらい、悲しみがない。

 

「転んだ昨日があるから

まだ見ぬ明日を　夢見られるの」

このひとの声は、ほんとうに伸びやかでやさしい。