みんな、自分をわかってほしい。
この仕事をしていると
つくづく思うのです。
みんな、自分をわかってほしいのだなーと。
うんうん
そうよねー
わかるわー
と、受け入れてほしいんだなーと。
わたしだって、もちろんそう思うことがある。
でも、同時に
わかる=愛してる
とは限らないし
究極、本当の意味では
人と人はわかりあえない部分だってあるよね
って、わりとドライに思っている。
だから、わたしは
うんうん
わかるわかるー
って言うこともあるし
ひゃー
わたしにはさっぱり理解できんけど
世の中にはそんな人もおるんやねー
って思うこともよくある。
わたしが、新米の日本語教師だったころ
「あいうえお」もままならない、
来日したばかりの学生と話してても
きっと、こう言いたいのね?
と、複雑な内容でない限り、かなりの確率で
彼らの言いたいことが理解できた。
それは、わたしが外国語に通じているから
…ではなくて!
状況から察するチカラが高かったことと
外国人とのコミュニケーションに慣れていたから。
慣れってホントに大きいのです。
でも、しばらく経ってから、ある学生に文句を言われたことがある。
「先生! バイト先の人は、先生みたいにわかってくれないよ!
ふつうの日本人には、通じなかった!恥ずかしかった!
わからないときは、わからないって言ってほしい。」
そんな意味のことを、
めちゃくちゃな日本語でまくしたてられた。
最初のころは、つたない日本語が通じるだけでうれしい。
だから、言いたいことを汲みとっては
臆せずに日本語を話すよろこびを大切にしていた。
けど、甘いばかりじゃ、表現力は伸びない。
彼らは、これから数年日本で生活していくんだ。
「ん?わかんなかった。もう一回言ってみて。」
と、チャレンジさせることが、彼らの成長につながる。
わたしがわかってあげなきゃ!
が強すぎるときは、ある意味、
相手のチカラを信じてない。
弱いもの扱いしちゃうんだよね。
そして、その手加減は、間違いなく
相手に伝わってしまう。
このときの経験から、わたしは
できるだけフラットな感覚で聞くようにして
わからないから、もっと教えて。
と言うのを大切にするようにした。
通じなかった悔しさが
人を成長させることもあると思う。
外国人とコミュニケートしているとよく思う。
彼らは、多くの日本人みたいに聞きわけがよくなくて
そんなに簡単には引き下がらない。
でも、だからこそ
あぁ、そういう真意があったのか!!
と、気づかされることも多い。
途中でやり取りをやめてたら、誤解したままで
決してたどり着けなかった景色が見えてくることもある。
わかりあえないことのほうが多いかもしれない中で
そのとき、はじめて
わかりあえた
って感じるんだ。
えーっと。
だいぶ脱線しちゃった。
何が言いたいかというと・・・
わかってほしい!
って気持ちは誰にでもあると思う。
だから、そこはまったく責めるポイントじゃない。
でね。
本当にわかってほしい!ならば・・・
何をわかってほしいんだろう?
誰にわかってほしいんだろう?
わかって、どうしてほしいんだろう?
って、胸に手を当てて
自分にきいてみてほしいのです。
大切にされてないって感じて寂しかったのかもしれないし
苦しかったのをわかってほしいのかもしれないし
大変だったねってねぎらってほしいのかもしれない。
誰かにぶつける、その前に
その奥にある思いを自分がわかってあげると
対話はものすごくスムーズになる。
いっそ相手にぶつける必要もなくなってくる。
わかってほしい!
って思い、実は誰よりも
自分自身に向けられているんだよ。
あなたのがんばり、あなたの大変さ
誰よりも知っているのは、あなただもの。
だから、一番わかってあげられるのも
あなたなんです。
あなたが、あなた自身とさらに仲良くなる
ヒントになるとうれしいです。
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