すべての経験は、自分に還るため。
3年くらい前だったかな。
ものすごーくショックな出来事があった。
信頼しきっていた人に裏切られて
しばし、人間不信になるくらい・・・
ボロボロになったわたしには
どこからともなくたくさんの手が差し伸べられ
とにかく、なすがままに助けてもらった。
そのとき、わたしは
もうこんな惨めな思いは、二度としない。
真実を生きよう!
と、自分に誓った。
少し落ち着いてから
よーくよーく考えてみると
あれ?
ん?おかしいな・・・
と感じる場面は
それまで何度もあったのに
その都度
彼を信じよう!
なーんて、一見きれいな言葉で
自分をごまかしていたのは自分だった。
ほんとに信じてたら
ねぇねぇ、これおかしくない?
って、当たり前に聞けたはず。
自分にまるで自信がなくて
嫌われるのが怖くて
素直に聞く勇気もなくて
ものわかりのいいふりをしてただけ。
聞いても返事が返ってこないのは
返事がないのが返事ってことなのに
自分の見たいようにものごとを解釈してた。
そう。
すべては
コミュニケーション不足だった!
大切にしたい相手との
そして、自分自身との。
真実を生きる
と決めると
真実じゃないものが浮き彫りになって
嘘やごまかしがわんさか出てくる。
それを直視するのは、けっこう痛かったけど
延々とごまかして生きてきた自分を
この目でしっかりと見て
まるごと受け入れようと思った。
そこには、たくさんの誤解があって
自分には価値がないとか
愛されるはずがないとか
恨みつらみを抱えている醜い自分が
それでも愛されたい
と、もがいてた。
蓋をして隠してきた自分
ないがしろにしてきた自分
無意識に罰し、痛めつけてきた自分に
いちいち出逢っては、抱きしめて
泣きながら誓った。
わたしが、わたしを幸せにするって。
3年前のあの出来事がなければ
もしかしたら
わたしは今も、本音の本音はごまかしたまま
体裁だけを繕って生きていたかもしれない。
だから、もう一度その時に戻れたとしても
わたしはやっぱり真実を選ぶと思う。
嵐の渦中にいるときは
とてもそうは思えないけど
すべての経験は
本来の自分に還るため。
痛い思いをするのは
勘違いに気づいて方向転換するサイン。
それが真実だと、今はわかる。
自分を生きる
すっかり忘れてた
いちばん大事なことを思い出させてくれた
悪役の名演に、今わたしは感謝してる。
そして、縁のあるひととは
どうしたって、出逢うようになっているんだと
最近さらに感じるようになった。
もしかしたら、わたしだって
誰かにとっての悪役かもしれないけど
それもまた、ご縁だねぇ♡
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