いのちよおどれ。

自分を知ることは、いのちを知ること、つまり、真理を知ること。

怒りとは、本気で前に進むときに必要なエネルギー

 

怒りという感情、日本人はとくに苦手な人が多い。

喜んだり楽しんだりするのも、意外と苦手な人多いけどね(^^)

 

 

苦手なのはきっと、湧いたその瞬間に感じることを抑え、

表現するのを我慢してため込みすぎてるからだと思う。 

 

 

同じアジア圏でも、中国からきた留学生なんかと話してると

ほんとに喜怒哀楽が激しくてびっくりするけど、

わーっと出したあとはケロッとしてて、後を引かない。

 

 

  

わたしも、こころを学ぶ前は

 

「怒りなんてものは、わたしの中にはありません。」

 

とかなり本気で思っていた。

 

実際、今よりもずっと寛容でおだやかだったし

いつもにこやかで、かなり失礼な人がいても

その場を丸くおさめようと、へらへら笑ってた。 

 

そして、後から「思い出し怒り」のように

ふつふつと、たまりにたまった怒りが噴火する

ということを繰り返してた。

 

失礼な人には「不愉快です」と怒ってもよかったのに

あのころは完全に、感情が麻痺してたなぁと思う。 

 

 

こころを学んできて、本当によかったなぁと思うのは

 

そもそも、わたしが忌み嫌っていた「怒り」は、

怒りではなかった!ということに気づけたこと。

 

hugheart.hatenablog.com

 

この記事に、うちの父親がいきなり暴れる様子を書いた。 

 

わたしは、その姿をみて「怒り=暴力」とインプットしたけど

 

実際は、起きたできごとをきっかけに古傷が反応して

「痛いじゃないか!触るなよ!」とキレてるわけで、

猫が毛を逆立てて威嚇しているのとおなじだ。 

 

傷からの感情的な反応と、純粋に湧きおこる感情は違う。 

 

一次感情(本物の感情)と二次感情(ニセモノの感情)とも言われ

ニセモノの感情には、現実に働きかけるチカラがない。

 

そのニセモノの、過去の傷がうずいているだけの感情的な反応を、

今感じている感情だと認識している人がほとんどで 

 

「感情的な人」というと、とても印象が悪いのは

とにかく「古傷が痛いよ痛いよ!誰かなんとかして!!」

とうめいてる人のことを、「感情的」ととらえているからだ。

 

その人に必要なのは、感情のコントロールじゃなくて

今もなお血がダラダラ流れている、傷の手当だ。

 大丈夫だよと、何度も言ってあげることだ。

 

そして、

傷は傷であって、その人そのものじゃないという

事実をただ見てあげることだ。

 

感情と、傷からの感情的反応については、

とても大切なことなので、改めて綴っていこうと思う。 

 

 

2年くらい前にこんな記事を書いていた。

 

「今、ここ」がなぜ重要なのか。

 

今、ここでしか、わたしたちは決断できないのです。
今、ここでしか、わたしたちは選択できないのです。
今、ここでしか、わたしたちは行動できないのです。

 

その決断が、その選択が、

その行動こそが、未来も過去をも変える

唯一の力を持っているのです。

 

全文はこちら

ameblo.jp

 

これを思い出したのは、きのう、ひさびさに

支配的なエネルギーに対して、激しい怒りを感じたから。 

 

古い時代から受け継がれてきた、男性的な支配に対する

根深い怒りと無力感のようだった。

 

本来の怒りとは、人を傷つけるために使うモノではなく

自分や自分の大切なものを守るために使うものだ。  

 

 

このとてつもなくパワフルな怒りのエネルギーを

わたしはどう使っていきたいんだろう?

と自分のこころの奥深くに問いかけて

 

怒りという感情が自分に何を伝えているのか

丁寧に根気強く、こころに耳を傾けていくとたどり着く。

  

 

自分は、誰かに支配されるような

無力な存在ではない! 

わたしは、愛と自由を選び、

自分自身を生きていく。 

 

 

わたしがわたしであるという尊厳を侵すものは、受け入れない。

わたしが、わたしを守るんだ。

そう毅然と言い切れるパワーが、怒りのエネルギーだ。 

 

真の怒りは、本来、誰も傷つけない。 

 

 

そして、古い幻の世界と決別し、新しいステージへと

本気で前進するときに、怒りというのエネルギーが必要となる。

  

怒りには、自分の尊厳や真の情熱が隠れている。 

本気で生きるときには、どうしたってそこに触れざるを得ない。

 

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「怒りを感じる成熟さをもとう」

 

わたしの学んだグループセラピーの場における誓いのひとつだ。 

 

怒りのエネルギーは、自分の人生を真に進めていくために

健全に使うことができるんだということを、ぜひ知ってほしい。

 

 

情熱があるからこそ、ときに怒りも感じるんだと教えてくれる人もいる。

tabi-labo.com

 

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