いのちよおどれ。

自分を知ることは、いのちを知ること、つまり、真理を知ること。

暴れている人は、怖がっているだけ。

 

子どものころ、わたしは笑い上戸だった。 

 

いまだに、近所のおばちゃんに言われる。 

 

ゆきちゃんは、うちに来て、カーテンが風になびいて

カタカタ音がするだけで、きゃっきゃと笑ってたもんねぇ。

 

生きてるだけで、ゴキゲンだったわけだ。

 

だって、おばちゃんの家は、平和だったもの。

当たり前の家族のあったかさと、安心感があった。

  

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我が家では、無邪気に笑ってばかりもいられなかった。

  

何の前ぶれもなく、突然どなりだす父親

 

暴れだすと、手がつけられない人だったから

夜中に毛布をもって公園に逃げたことも数知れない。

 

どうしていきなり怒られるのかわからなくて、

怒られないように、いつもびくびくしていた。

 

そのくせ、怖いと思っちゃいけないような気がして

お父さんキライって思っちゃいけないような気がして

わたしは平気だもんって顔をするのが上手になった。

 

 

それでも、末っ子のわたしは可愛がられているほうだった。

だから、無邪気に笑いながら父に近づいていって

お伺いを立てるのは、わたしの役目だった。

 

ほんとうは、怖ろしくてたまらない。

暴れるお父さんは、大キライ。

けど、ほんとうのことを言ったら、すべてが壊れてしまう。

 

幼いわたしは、自分の言動のすべてを

「身の安全のために」「怒られないように」

という基準で判断するようになった。

 

それが、その環境でわたしが選んだ生きるすべだった。

 

 

こころの学びを深めるにつれて、気づいたことがある。

幼いわたしが感じていた、あの恐怖と激しい嫌悪感は、

父自身が感じ、自分でもてあましていた感情だったんだと。

 

ゴジラのように暴れ狂いながら、父のこころが泣き叫んでいる。

 

こんな自分を

わかってほしい

助けてほしい

愛してほしい 

 

わたしは、その叫びを無意識に感じとって

どうしても父をキライになれなかったんだと思う。

 

hugheart.hatenablog.com

 

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わたしが父から無意識に受け継いでしまった

生きることへの怖れ(父や祖父母の戦争体験からの影響もとても大きい)や

激しい自己嫌悪を時間をかけて癒していくプロセスを経て

ようやく笑い上戸のわたしがもどってきた。

 

わたしは、この経験を自分の才能として生かすことにした。

 

今までだって使ってはきたんだけど、また新たなレベルで。

そういう時代が、ほんとうに来たんだなと思う。

 

 

怖くないよ。

敵はいないんだよ。

もう、安心しても大丈夫なんだよ。

 

あなたの内側にあるパワーを、

人や自分を殺すためではなくて

生かすために使えるんだよ。

 

あなたが思い出すための、お手伝いをしていきます。

 

【追記】 

感じたことを、なかったことにしない。

ことさらドラマ仕立てにしたり、

ほかのストーリーにすりかえたりもしない。

 

わたしが大切にしている、誠実さです。

 

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