流れに身をゆだねて
2016上半期も無事終了。
6月末日と大晦日、年に2回の節目の大祓いには
時間が許す限り参加するようにしている。
夏越大祓い(なごしおおばらい)は
人の形をかたどった形代(かたしろ)で頭から順番に身体をなでて
この半年で、知らず知らずのうちに身についた罪穢れをとる。
そして、形代に自分の息を3回吹きかけたのち
左、右、左と身体に紙吹雪をかけて祓い
形代はお宮でお焚きあげしてもらうという儀式。
地元の神社にざっと200人くらいの方が来られていて、びっくり。
しかも、約束していなかったのに、偶然お友だちに逢えてうれしかった。
わたしにとって、この半年は大きく流れが変わり
慣れ親しんだ大きな存在を手放すシーンも幾度もあった。
それはときに、胸がきゅっと縮こまるような感覚を
覚えたりもしたのだけど
でも、もう後戻りできないことはわかっているし
こわごわと、流れに身をゆだねているうちに
見える景色もずいぶん変わってしまった。
それは、当初自分が思い描いてた景色ではないものの
実のところ、自分の予想を超える展開を
わたしは潜在的に欲していたのかもしれないなとも思う。
振り返ったときにしか、わからないことはたくさんある。
だから今は、あれこれ文句を言わずに
移りゆくその景色を楽しもうと思ってる。
まぁ、じたばたすることもあるかもしれないけど。
自分を必死で保っている変なプライドは
ほんとうにもういらないなぁと、今日思った。
けっきょくのところ、妙な一点にこだわっているのは
自分だけで、身近なひとにはもうバレバレなんだし。
ただただ、自分の感性に素直に生きていこうと。
もともと、わたしはそれしかできないんだし。
ほんとうに、いろいろあったけど
振り返るといい半年だったんじゃないかと思える
ささやかな今日がありがたい。
そうやって、またくる明日を生きていくんだ。
流れに身をゆだねて。