花が咲くように、思いはひらく。
きのう
見えないけれど、たしかに感じてる世界と
実際に見えてる世界とのギャップについて話してるとき
先輩が言ってくれたの。
それが実現するのが、花が咲くのと同じだとしたら…
花が咲くスピードに、早いも遅いもないよね?
はっと驚くわたしに、彼女は続けてこう言った。
ゆきちゃんが話し始めた瞬間から、
あっちにも、こっちにも、花が咲いていく光景が見えたんよ。
思い悩むことなんて、何ひとつない。
全力で、その花に栄養をおくるだけ。
あなたには、「待つチカラ」がある。
そのチカラは、ほんとうに強い。
あぁ、そうか。そうだった。
なんの形もないところから、種をまいて、水をあげて
手をかけて、大切にはぐくんできたんだもの。
どんな花が咲くかはわからない。
どんな実がみのるかもわからない。
それでも、何も見えないところで、
根は先へ先へとのびることだけを考えていた。
そして気がついたら、ものすごい根っこが張っていた。
それでいいんだ。
それが、わたしがやりたかったことだから。
あぁ、不思議。
今日は、ぜんぜんうまく言葉にならないのに
なんだかものすごく幸せ。
誰かに伝えようとすら、思っていない。
だってどうしたって、このエネルギーは届いてしまう。
それはなんと幸せなことでしょう。
紫陽花が、はやくも色づきだした。
雨をよろこぶこの花の表情が変化していく姿を見るのが
わたしはほんとうに好き。